kei-bookcolorの文庫日和

文庫の良さを一緒に味わいましょう!

私の中の空想科学な世界観について語ってみようかと思います!

SF小説を書くときの仮説もしくは設定

ここ数日は、中村啓先生の『SCIS 科学犯罪捜査班 天才科学者・最上友紀子の挑戦』を再読しつつ、この世界の理について、感想を書いていたんですが、、

世の中には、空想された世界を題材にした、様々なストーリーが溢れています。


もしかすると、我々が生きている次元は、神のような存在が作り出した幻影にすぎないのかもしれません。
もしかすると、宇宙のどこかには、地球の生命よりも優れたモノたちが棲む星があるのかもしれません。

等々、
様々な仮説を立て、様々なストーリーが展開されています。

もし私が小説家で、SFファンタジーを描くのなら、どういう仮説をしてどういう設定をして小説を書くのだろうか?
と考えてみました。

今日は、それについて、ここに書いておこうかと思います。

まず「宇宙」はですね、私たち地球生命体から見た場合の「地球」に匹敵します。
次に「地球」はですね、私たち生命体を形成している細胞から見た場合の「生命体」に匹敵します。

ちょっと言い回しが複雑ですよね、すいません。
この後を読んでいけばわかると思います。

実は、『はたらく細胞』というアニメを見て衝撃を受けたんですよね。

子供のころから、絵本が好きで、本も大好きになって市内の児童書を全部読破して、同時にアニメオタクで、そのうち漫画オタクになった私です。
いろんなストーリーが身近にゴロゴロあったはずなのに、それらを全部無視してもいいかと思えるほどの存在感がある作品だったんです。

よって、自分の中に培われ、形成されたストーリーと、『はたらく細胞』が融合した仮説と設定が出来上がりました。

具体的には、こうです。
宇宙にある星々は、地球でいうところの(人間や動植物などの)生命体なので、人と人がコミュニケーションを図ったり、人とペットが触れ合うように、星と星も会話をしている、と想像しています。

人が動植物を食べるのと同様に、星も、星を食べる星があるのかもしれません。

人間・動物・植物・細菌など、地球上の生命体は、いくつかの種類に分かれています。
星々も、いくつかの種類があって、意思の疎通ができる星と、できない星があるのかもしれません。

地球生命体が子孫を残し繁栄するのと同様に、
星々も交わって、新しい星を生むのかもしれません。

人間の60兆個の細胞は、宿主が他人と会話をしていたとしても、他人と触れ合っていたとしても、その事実を知ることはありません。

だから、星々が会話をしていても、交際していたとしても、地球生命体である私たちがそれに気づくことはないわけなんです。

もしかしたら太陽系の惑星は、家族とか兄弟という位置づけの可能性があります。
月は地球の子供とか、あるいは恋人になるのかもしれません。

つまり地球上の生命体と同様に、地球は宇宙の知的生命体として生活しているという設定です。
人間の体の作りが地球の作りに似ているのは当然なんです。
だって地球は、生き物なんですから。
地球が生きるための細胞が地球生命体なんですから。

それではいよいよ地球内部の設定についてです。

人間は大きなけがをすると輸血することがあります。
UFOとエーリアンは、そういう存在ではないかと仮定します。
地球に必要な細胞やウイルスを注入しなければならないという状態に陥った場合、地球を救うために、他の星の細胞を注入するわけです。

その際に、一瞬だけ、地球生命体の目に映るといった現象が起こり、たまたま注入場所の近くにいた生命体が見てしまったという仮説です。
ですが、すぐに地球の中に取り込まれてしまうため、同化してしまって何も見えなくなります。

例えば、私の細胞を体から取り出して、他の人の細胞を体から取り出して、隣に並べたとします。

他人の細胞同士が、会話したり触れ合ったりすることはありません。
おそらく見ることすらできません。
すぐ隣に居ても、その存在を知ることはないのです。

同様のことがエーリアンにも言えます。
他の星の生物が、この地球に降り立ったとしても、私のすぐ隣にいたとしても、私は見ることも気づくことも一生ないのではないでしょうか。
そのように仮説します。

じゃあ隕石はどうかと言いますと、
例えば虫歯になった時に、歯の治療をします。
病気になって手術をうける場合があります。
もしくはもっと簡単な方法だと、点滴で薬を注入するとかですかね。
体の中に何かを埋め込んだりする場合もあると思うんです。
そういった治療的なものが陰性なのではないかと仮定します。

世界中の海や川は、生命体の体の中でいうところの水分や血液に相当します。
大陸は、生命体の臓器に相当すると考えます。

地殻変動や自然災害は、臓器や血液が少し病気になっている時に起こるのではないかと考えたわけです。

例えば、地球温暖化は、人間でいうところの高血圧みたいなものになっているのではないか?と空想しているわけです。

逆に想像してみることもできます。
人は宇宙へ飛び出して行きたいという願望を持っています。
私の中にある細胞ももしかしたら、私の中から解き放たれたいと考えている可能性があります。
いつか体の中の細胞が、反乱を起こして、攻撃するもしくは、体から出て行ってしまうなんてこともあるのかもしれません。

ですが、私の細胞は私の中でしか生きられないんです。
一時的に飛び出したり、私の型と会う人間のもとで新たに生きることは可能かもしれません。(臓器移植のようなイメージ)
ですが、人の中でしか生きられないのは確かなんです。

だから、私たち地球生命体が宇宙に飛び立ったとしても、地球と同じ型の星を見つけない限り、星で生活することは不可能なのではないかと考えます。

そういった危機意識は、人のDNAにも刻まれていて、何となく故郷を大事に思う気持ちとなって表れているのではないでしょうか。

帰りたい。
誰もが思うこの気持ちは、生命体を守るために存在する当然のものであり、宇宙のすべての生命体にとって必要不可欠なものなのだと思います。

まだまだ空想を続けていくことは、無限にできますが、今日のところはこの辺で終わりにしておきます。